寒い季節になると食べたくなるのが鍋料理。
最近では「二色鍋」が人気で
辛いスープとマイルドなスープを
同時に楽しむ人も増えています。
でも、わざわざ専用の仕切り鍋を買うのはちょっと…
と感じる方も多いのではないでしょうか?
実は、アルミホイルやクッキングシートなど
おうちにあるもので簡単に仕切りを作ることができるんです。
さらに、取り皿や小鍋を活用するなど
仕切りがなくても二色鍋を楽しむ工夫はたくさんあります。
この記事では
「鍋仕切りの代用アイデア」をたっぷり紹介し
気軽に二色鍋を楽しむ方法をまとめました。
今日の夕食や友人との家飲みに
ぜひ取り入れてみてください。
身近なアイテムでできる簡単代用ワザ
アルミホイルを折って即席仕切り
鍋仕切りが欲しいけれど、わざわざ買うのは面倒…
そんなときに頼りになるのがアルミホイルです。
実はアルミホイルを何枚か重ねて折りたたみ
板のようにして鍋の真ん中に立てると
即席の仕切りになります。
形を調整しやすいので
鍋のサイズに合わせて自由に使えるのがポイント。
しっかり折り目をつけると安定感が出て
スープが混ざりにくくなります。
完全に漏れを防げるわけではありませんが
ちょっとした二色鍋を楽しむには十分です。
使い終わったら丸めて捨てられるので後片付けもラク。
思いついたときにすぐ実践できる手軽さが魅力です。
耐熱カップやお椀で区切る工夫
おうちにある耐熱カップや小さなお椀を
鍋の中に置く方法もユニークな代用ワザです。
たとえば、
片側にお椀を置いてスープを注げば
自然と仕切りのような役割を果たしてくれます。
辛いスープを少しだけ味わいたいときや
違うスープを試したいときに便利。
完全に分けることはできませんが
「ちょっと変化をつけたい」というシーンには
ぴったりです。
しかも耐熱食器ならそのまま取り出せるので安全。
見た目もユニークで
家族や友人と「ちょっと面白い鍋だね」と
会話が弾むきっかけにもなります。
クッキングシートで仕切りを作る方法
クッキングシートは
オーブンやフライパンで使うイメージが強いですが
実は鍋でもちょっとした仕切りとして役立ちます。
シートを折って板状にし、鍋の真ん中に立てるだけ。
アルミホイルに比べると強度はやや劣りますが
油やスープをはじく性質があるため
使い勝手が良いのが特徴です。
スープが完全に分かれるわけではないので
味の違いをほんのり楽しむ感覚で活用すると◎。
しかも紙なので後処理も簡単で
気軽に試せるのが嬉しいところです。
ザルや茶こしをユニークに活用
「仕切り」という発想を少し変えて
ザルや茶こしを鍋に入れるのもアイデアのひとつです。
たとえば
茶こしの中に辛い調味料や香辛料を入れれば
スープ全体を辛くせずに風味だけを移すことができます。
また、小さなザルを使えば
具材を一部だけ区切って煮込むことも可能。
完全に仕切るわけではありませんが
食材や味の調整を「部分的に分ける」ことが
できるので便利です。
鍋をより自由にカスタマイズできる
ユニークな方法として試してみると面白いですよ。
割り箸でゆるっと仕切るアイデア
一番手軽で「やってみようかな」と思えるのが
割り箸を使った方法です。
割り箸を数本組み合わせて
鍋の中央に立てれば、簡易的な仕切りに。
スープは当然行き来しますが
具材をざっくり分けて煮るには十分役立ちます。
とくに
「辛い具材と子ども用の具材を一応分けたい」
というときにおすすめ。
わざわざ道具を買わなくても
家にあるものですぐできるのが最大の魅力です。
気楽にトライできる代用ワザとして覚えておくと便利です。
ちょっと気をつけたいポイント
鍋のサイズに合うかどうかを確認
代用品を使うときにまず考えたいのは
鍋のサイズとの相性です。
大きめの鍋に小さな仕切りを立てても
スープがすぐに混ざってしまいます。
逆に小さな鍋に大きすぎるものを無理やり入れると
具材を入れるスペースが狭くなり
せっかくの鍋が楽しめません。
ポイントは「ゆるく分ける」くらいのイメージ。
完全に分けるよりも
鍋を楽しむための工夫として考えれば十分です。
スープが漏れやすい仕切りの工夫
どんな代用品を使っても
どうしてもスープは少しずつ混ざってしまいます。
そのため、
漏れを完全に防ぐことを目的にするのではなく
「味の強いスープを少し減らす」くらいの気持ちで
工夫すると楽しめます。
たとえば辛いスープを半量にして
優しい味のスープをメインにする。
あるいは食べるときにタレで調整するなど
混ざる前提で考えると気持ちがラクになります。
強火より中火で使うと安心
代用品を鍋に立てているときは
火加減にも少し注意。
強火でぐつぐつ煮立てると
仕切りが動きやすくなったり
倒れてしまうことがあります。
中火程度でじっくり煮ると
仕切りも安定して見た目もきれいに保てます。
火を弱めても鍋の楽しさは十分味わえるので
無理せず調整するのがおすすめです。
使い捨てで気楽に楽しむ方法
「片付けが大変だと結局面倒…」という人には
アルミホイルやクッキングシートのように
使い捨てできる代用品がおすすめです。
準備も簡単で、食べ終わったあとに
そのまま捨てられるのでとてもラク。
特に友人を招いたときや
休日の気軽な鍋にはうってつけです。
便利さを優先するなら
使い捨てスタイルが一番ストレスフリーかもしれません。
シーン別おすすめ代用スタイル
しゃぶしゃぶを2つの味で楽しみたいとき
しゃぶしゃぶをおうちで楽しむとき
「ポン酢でさっぱり」と「ごまだれで濃厚」など
タレの違いを楽しむのが定番ですが
スープも二種類あるとさらに盛り上がります。
そんなときに欲しいのが鍋仕切りですよね。
代用品を使えば、わざわざ専用の鍋を買わなくても
二色鍋の気分を味わえます。
アルミホイルで仕切りを作り
一方には昆布だし
もう一方には鶏ガラスープを入れるだけでOK。
牛肉や豚肉をさっとくぐらせると
それぞれ違った味わいになるので
食べ比べが楽しめます。
スープが少し混ざっても
それはそれで新しい風味になるのも面白いところ。
おうちで気軽に
しゃぶしゃぶをグレードアップできるのが魅力です。
辛い鍋とマイルド鍋を分けたいとき
家族や友人と鍋を囲むとき
「辛いのが好き」と「苦手」という
好みの違いが出ることはよくあります。
そんなときに役立つのが即席仕切りです。
例えば、
片側にキムチや豆板醤を入れたスープ
もう一方に昆布だしや和風だしを入れておけば
大人はピリ辛、子どもはやさしい味で楽しめます。
仕切りがなくても取り分け方で調整はできますが
鍋の中で同時に煮込めると
「同じ鍋を囲んでいる」感覚が強まり
みんなで食べている楽しさが倍増します。
少しスープが混ざると
辛さがマイルドになったり
意外な旨味が加わったりするので
それもまたご愛嬌。
好みの違いをうまく解決する工夫としておすすめです。
大人数で好みに合わせたいとき
友人や親戚など大人数で鍋を囲むときは
食べるスピードや好みがバラバラ。
そんなときにも仕切り代用品は活躍します。
例えば片側はあっさり系の鶏だし
もう片側は濃厚な味噌仕立てにすると
幅広い好みに対応できます。
大人数だと食材の種類も多くなりますが
仕切りがあると
「このエリアは野菜多め、こっちは肉メイン」
とざっくり分けられるのも便利です。
仕切りが倒れて混ざってしまっても
みんなでワイワイ「味が変わった!」と
盛り上がるのも楽しいポイント。
パーティー感を出すちょっとした工夫として
代用品を活用すると場がより賑やかになります。
一人用小鍋で味を変えたいとき
一人鍋や少人数のときでも
「今日はちょっと二種類の味を楽しみたい」と
思うことがありますよね。
そんなときには小さめの土鍋や耐熱ボウルを
仕切り代わりにすると便利です。
例えば、土鍋の片側に味噌スープ、
ボウルの中に洋風スープを入れて同時に煮込めば
ちょっと贅沢な気分に。
量が少ないので準備も簡単で、片付けもラク。
ひとり暮らしや
おうちご飯を充実させたいときにおすすめです。
大きな仕切り鍋を買う必要がないので
気軽にトライできるのもポイント。
自分だけの二色鍋を楽しめるちょっとしたアイデアです。
仕切りがなくても楽しめる工夫
小鉢にスープを分けて味変する
二色鍋の仕切りがなくても
ちょっとした工夫で十分楽しめます。
たとえば、
最初にスープを取り分けて小鉢に入れておき
片方には辛味噌を溶かし
もう片方はポン酢でさっぱりとアレンジ。
鍋から取り分けるたびに「味変」できるのが魅力です。
鍋全体を分けなくても
自分の器の中で二色鍋を作る感覚で楽しめるので
片付けもラク。
気分に合わせて味を変えられるので
飽きずに最後まで食べられます。
取り皿でタレやスープをアレンジ
二色鍋と聞くと「仕切りが必要」と思いがちですが
実は取り皿を工夫するだけでも十分楽しめます。
たとえば取り皿にスープを少し移し
そこへ味噌やにんにく、カレー粉などの調味料を足すと
自分専用の新しい味が完成。
家族や友人と一緒に食べていても
取り皿ごとに味が違うので
「一人ひとりの二色鍋」感覚になります。
また、ごまだれ+ラー油、ポン酢+柚子胡椒など
タレを自由にアレンジするのもおすすめ。
仕切りがなくても
アイデア次第で何通りもの味を楽しめるのが魅力です。
片付けも簡単で、むしろ自由度が高いスタイルといえるでしょう。
具材をエリア分けして煮る工夫
鍋に仕切りがなくても
具材を入れる場所を工夫することで
味を分けることができます。
たとえば、左半分に白菜や豆腐
右半分に肉や魚介を入れておけば
自然と「具材ごとの味」が楽しめるのです。
さらに、辛味を加えたい食材だけを
一方のエリアに集めれば
全体に味が広がるのを少し抑えられます。
完全な二色鍋ではありませんが
「味が混ざらないように食べたい」ときには
十分役立ちます。
見た目もきれいに仕上がるので
SNS映えする写真を撮りたいときにもおすすめ。
シンプルですが意外と便利な工夫です。
小さな土鍋を人数分用意するスタイル
一つの大きな鍋にこだわらず
小さな土鍋や耐熱鍋を
人数分用意するのもおすすめです。
一人ひとりが好きな味を選んで作れるので
好みの違いを気にせずに済みます。
辛い派、あっさり派、それぞれが
自分好みの鍋を作れるのは大きなメリット。
見た目も可愛らしく、ちょっとした特別感が出ます。
食卓に小さな鍋が並ぶと
まるで料亭や旅館のご飯のような雰囲気になり
普段の食事もぐっと楽しくなります。
洗い物は増えますが
それ以上に「自分だけの鍋」を味わえる喜びが
大きいスタイルです。
最後に雑炊やうどんで味をミックスする
二色鍋の魅力のひとつは「最後の〆」です。
仕切りがなくても
最後に残ったスープをあえて混ぜて雑炊やうどんにすると
一度で二度美味しい楽しみ方ができます。
たとえば、片方が辛いスープ
もう片方が和風スープだった場合
混ざったときに意外な旨味が生まれることも。
新しい味の発見ができるのも鍋の醍醐味です。
「最初は分けて楽しみ、最後はミックスで〆る」
という流れにすると
一つの鍋で二度楽しめるのでお得感もアップ。
わざわざ仕切りを使わなくても十分盛り上がれる工夫です。
市販の鍋仕切りを買うときの参考ポイント
シリコン製とステンレス製の違い
市販の鍋仕切りには大きく分けて
シリコン製とステンレス製があります。
シリコン製は柔らかく扱いやすいのが特徴で
鍋のサイズにフィットしやすく、収納もコンパクト。
一方、
ステンレス製はしっかりした作りで安定感があり
スープが混ざりにくいのが魅力です。
どちらを選ぶかは
「使いやすさを重視するか」
「仕切りの効果を重視するか」
で決めると失敗しません。
鍋の直径に合うかどうかチェック
せっかく仕切りを買っても
鍋のサイズに合わなければ意味がありません。
購入前には必ず鍋の直径を測り
対応サイズをチェックしておきましょう。
大きすぎても小さすぎても
スープが漏れやすくなるので要注意です。
ピッタリはまるサイズを選ぶことが
美味しく二色鍋を楽しむための大事なポイントです。
片付けやすさで選ぶ工夫
鍋仕切りは使ったあとの片付けも考えたいところです。
シリコン製は軽くて洗いやすい反面
油汚れが残りやすいこともあります。
ステンレス製は汚れが落ちやすいですが
収納スペースを取る場合があります。
普段どれくらい鍋をするか
片付けにかける時間をどう考えるかで選ぶと
長く快適に使えます。
値段と長持ちのバランス
価格も選ぶポイントのひとつです。
シリコン製は比較的リーズナブルですが
長期間使うと形が変わりやすい傾向があります。
ステンレス製はやや高価ですが
その分耐久性に優れており
何年も使えることが多いです。
どちらが良いかは
「気軽に使いたいか」「長く使いたいか」で
決めると良いでしょう。
見た目のデザイン性も意外と大事
鍋仕切りは食卓の真ん中に置くものなので
見た目の印象も大切です。
カラフルなシリコン製は食卓が明るくなり
シンプルなステンレス製は高級感があります。
写真を撮ることが多い人や
友人を招くことが多い家庭では
デザイン性を意識すると
鍋の時間がより楽しくなります。
まとめ
鍋仕切りがなくても
おうちにある身近なアイテムで工夫すれば
十分に二色鍋を楽しむことができます。
アルミホイルや耐熱カップ、割り箸などを
使った即席アイデアから
取り皿や小鉢を活用して
「自分だけの味」を楽しむ工夫まで
方法は意外とたくさんあります。
完璧にスープを分けるのではなく
「味の違いを楽しむ」くらいの気持ちで取り入れると
ぐっと気楽に楽しめます。
さらに、市販の鍋仕切りを購入する場合も
シリコン製やステンレス製の特徴を理解して選べば
自分のスタイルに合ったものが見つかります。
デザイン性や片付けやすさも考慮すると
食卓の満足度もアップ。
「みんなで食べる鍋がちょっと特別になる」
そんな工夫ができれば
いつもの食卓がもっと楽しくなります。
仕切りがなくても大丈夫。
気軽にできる代用ワザをぜひ試してみてください。